100年記念祭から1年 教会長
「記念祭を迎える前には、いろんなことがあるよ」。いつ言われたのか全く覚えていないのですが、父か母が言っていた記憶があります。「いろんなこと?」っていったい何なんやろう?と考えたのですが、ともあれ、私が名張でお迎えした記念祭は、昨年で4度目でした。
平成5年の70年記念祭の時は、名張へ来てまだ2年目。右も左も未だわかっていない状態で、上野の親先生や信者さんに頼りきっての記念祭でした。しかも、佐枝子先生は臨月手前。どんな準備をしてどんな動きをしたのか、ほとんど記憶にありませんでした。ただ、何年も教会に来られていない方が参拝されていたことを覚えています。記念祭は、神様が人を引き寄せてくださるのだということを、教師になって初めて感じました。
平成15年の80年記念祭は、私が副教会長として奉仕させていただきました。信者さん各位の温かいお祈り添えの中、教職舎の増改築工事をさせていただきました。かねてから願わせてもらっていたことではありましたが、だんだんと実現に向けて進み、願い以上の大みかげをいただきました。建築がいよいよ始まることになり、家具の移動をしなければならないという直前に、妻が足を骨折するという災難に。しかし、この時も多くの方々のお力添えをいただき、順調にことが進みました。記念祭には、70年祭の時を上回る人数の参拝の方々でお広前がにぎわいました。
平成25年の90年祭は、私が教会長に、妻が副教会長になって9年目に奉仕しました。記念祭前に、老朽化した水回りのリフォーム完工のおかげをこうむりました。その1年前に「名張の湯」がオープンしており、お風呂に困ることなく工事期間を過ごしました。学院同期の先生仲間が多数参拝下さり、私にとって忘れられない記念祭でした。
そして記憶に新しい昨年の100年記念祭から早1年。外観は移転当時と変わらない姿の教会ですが、中身は一新しました。そして、参拝される皆様も、新しい顔ぶれが増えました。ようもここまでさせてもらえたなあと感慨深いです。記念祭の前には、不思議なくらいに「神様」が新しい信者さんを教会へお引き寄せになられます。その方々が、記念祭になくてはならないご用をしてくださいます。どう考えても、不思議なんです=タイミングも、ご用の内容も。神様が動いてくださっているとしか思えないのです。これらすべてが「いろんなことがあるよ」に含まれていたのだなあと…。
私自身、これからも神様に安心して使っていただけるよう、日々精進せねせねばと思っています。そして「いろんなこと」のお役に立たせてもらいたいと願っています。